先々週のスズカエンデューロのレポートがまだですが、先に6/3(日)に開催されたツール・ド・にし阿波のレポートを。
大会自体は今回が3回目だそうですが、私は初の参加でした。
(と言うか、天気が良い日は四国が見えるようなところで生まれ育っておきながら、四国に行ったのは5月のしまなみ&とびしま海道サイクリングが初めて・・・^^;)
コースは
・距離52km、獲得標高差360mのショートコース
・距離75km、獲得標高差1160mのチャレンジコース
・距離110km、獲得標高差2220mのチャンピオンコース
の3つ。
ショートコースの参加者が1番多いのかと思いきや、1番人気はチャンピオンコース。次いでチャレンジコース。ショートコースは断トツでエントリー者が少なかったようです。
参加者の体型や機材を見ても、かなり脚のある人たちが揃っているように見えました。
私は自転車仲間2人と共にチャレンジコースに参加しました。
スタート地点は徳島県三好市の吉野川運動公園。
徳島自動車道の橋梁のふもとです。

朝は風がほとんどなく、吉野川の水面に対岸の木々が映っていました。

今回のコースは、スタートして数百mから距離6.3km、標高差430、平均勾配6.5%の上りが始まるため(スタートしてから県道に出るまでも上りなのですが・・・)、ローラー台を持ち込み、事前に1度心拍数を上げておきます。
1つ目の上りの後、85m下り、再び155mの上り。
そして120m下った後、距離2.8km、標高差190m、平均勾配6.9%の上りとなります。
スタート直後ということもありますし、初めてのコースでもあるため、上りではダンシングを織り交ぜながら、とにかく脚を使わないことを心がけます。
それでも、抜かれた人数よりも抜いた人の数の方が多かったのはウォーミングアップの効果か、今年は走れるように思うのが気のせいではないということか・・・
(胃腸風邪が2週間長引いて、体重が2kg以上落ちていることも影響しているかもしれませんが^^;)
ただ、抜いた人の中にチャンピオンコースの人はほとんどいなかったように思います。
スタート時間が少なくとも13分違うとはいえ、やはり脚のある人が揃っているんでしょうね。
2つ目の上りを終えたところが1つ目のチェックポイントになっており、「最後の山頂まで6km。下り基調で上りは1km。勾配はそれほどきつくない」というスタッフの方の言葉を信じ、ここで下りに備えてウィンドブレーカを着たのですが・・・
実際には上に書いたコースプロフィール通り。
自転車乗りの「それほどきつくない」という言葉を信じてはいけませんね^^;
(人のことは言えませんが・・・)
3つめの上りを上りきった後は、標高差600mを一気に下ります。

上の方は少々テクニカルなコーナーや、ヘアピンの真中にグレーチングがあったりと、注意が必要な個所もありましたが、危険なポイントの手前では、スタッフの方が立っており徐行の指示を出してくれるため安心して走れます。
そして下りの後半は道幅も広くなり、気持ちよく走ることができます。
さらに、沿道の住民の方々が家の前に出て応援してくださり、暖かく迎えてくれているのを嬉しく感じます。
下りきった後は、まず吉野川沿いの国道192号線をひたすら14kmほど東に向かって走ります。
この区間、小さなアップダウンはあるものの、ほぼ平坦。
しかし、この日は強めの東風だったため、向かい風の中を進みます。
先頭は私が固定。
この日はサイクルメータの調子が悪く速度を取れなかったこともあり、速度に惑わされることなく、心拍数160をキープしながら進みます。
チームのメンバ2人を含め、常時4~5名、多い時は10名以上の列車となっていたようです。
それにしても、この向かい風区間での声援はうれしかった♪
コースの東端で吉野川を渡り、今度は吉野川沿いを西へ。
折り返して少し進んだところが2つめのチェックポイントになっていました。
このチェックポイントではそうめんやパンの無料サービスを受けることができました。
ここで少し休憩した後、ゴールまでの25kmほどを一気に駆け抜けます。
この区間も平坦基調。そして追い風♪
ここも先頭は私固定とし、心拍数160前後をキープし、メンバが遅れないようにだけ気をつけて走ります。
ゴール前の5kmほどはさらにペースを上げ、最後の上り勾配で少しもがいた後、ゴールまではのんびり走ってクールダウン。
会場に着いてみると、思ったより人が少なくてびっくり。
確かに、抜かれた人よりも抜いた人の方が多かったですが、一番参加者の多いチャンピオンコースの人たちは、もう1つ上りをこなしているわけですから、当たり前と言えば当たり前^^;
私はチャレンジコースで脚がいっぱいいっぱいでしたから、やっぱり皆さん凄いです。
さて、初めて参加したツール・ド・にし阿波ですが、運営もコースも非常によく、本当に楽しかったです。
ぜひ来年も参加したいですね。(ただし、今年と同じチャレンジコースで・・・^^;)
そして、何より良かったのが、地域密着型のイベントであること。
あれだけ多くの住民の方々が声援をくださる大会は初めてでした。
JTBスポーツステーションが「地参地走:地域(スポーツ競技)に参加し、地域(交流と共に)走る」というコンセプトを掲げていますが、まさにそういった大会。
自転車イベントを通じてうまく町興しを進められている良い例ではないでしょうか。
私たちは良い景色の中走れて満足ですし、それで地域にお金が落ちて町が賑わうのであれば良いことですよね^^
周辺には見どころもたくさんあるようですし、観光でも訪れてみたいなぁと思いました。
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