6/20、UCI(国際自転車競技連合)が、ハンドル幅に関するルールの変更を発表しました。
近年、ハンドルバーの上面に腕を置くようなエアロポジションが禁止されたことを受け、ハンドル幅を狭くしたり、ブラケットを内に絞って取り付け、前面投影面積を小さくする選手が増えています。
特にブラケットを絞って取り付けると、ブレーキ操作が難しくなるため、取付角度を制限する試みがありましたが、多種多様なハンドル形状に上手く対応できていませんでした。
そこで出てきたのが、幅を制限するというもの。
ロードレースの場合ですが、まず、ハンドル幅は外-外の最小幅が400mm。C-Cだと380mmくらいまでですね。
さらに、ドロップ部分が拡がっているフレア形状のハンドルの場合、ドロップ部分の内~外の幅が50mm以内。つまり、ハンドル径が20mmであれば、オフセットは30mmまでということになります。
また、ブラケットの内-内の幅は最小で320mmまでとなり、極端に内に絞ってブラケットを取り付けることができないようになりました。
ホビーライダーの場合、今回変更になったルールの影響を直接受けることはありませんが、プロの真似をした極端なセッティングの抑制であったり、ルールに適合しないフレアハンドルが減少したりといったことがあるかと思います。
安全に関わることなので、レースに出る、出ないに関わらず、自分のバイクを見直したいところですね。
ちなみにですが、コンポによっては標準でブラケットを内に絞り気味に取りつけるように設計されているものがあり、C-Cが380mmのハンドルだと、ブラケットの内-内の幅が320mmを下回ってしまうものがあるらしく、UCIに規則の見直しを求める声があがっているそうです。
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