ロードバイク等、高価な自転車を所有されている方は、屋内に保管されている方が多いかと思います。
そこで困るのが収納場所…
私自身、1時期妻のものと併せて4台のロードバイクを所有していましたので、その保管方法や、その経験を踏んだ上での提案をさせていただきたいと思います。
我が家での収納方法
我が家でどのようにロードバイクを保管していたか/保管しているかを、まず紹介します。
4台のロードバイクを保管していたとき
まず、4台のロードバイクをどのように保管していたかですが、2台は上下に2台吊るせるサイクルタワーを使用していました。
上が妻のメインバイク。下が私が通勤用に使っていた2ndバイクです。
そして、私のメインバイクはローラー台に設置していました。
いつでもローラー台に乗れる状態になっています。
そして、妻の2ndバイクは、メインバイクを購入してから乗る機会がなくなったため、パーツを取り外し、フレームとフォークだけ(フォークが抜けないようにステムも)にしてメタルラックの裏にS字フックで吊っていました。
これは、その後整備し直して知人のところへお嫁入りしました。
現在は3台
現在は、私の2ndバイクは普段乗り用にしていますので、家の外に鍵をかけた状態で置いてあります。
一方のメインバイクは、こんな状態。
ローラー台に乗ることが多いので、前後輪を外して私の部屋の片隅に…
私の部屋は2階なので、外へ走りに行くときは階段を降りて持ち出す必要があります。
なお、写真では隠れて見えないのですが、後輪はローラー台専用のタイヤを履かせたものと、外で走るためのタイヤを履かせたものの2本があるため、3本のホイールを置いています。
コンパクトに収納できてはいるものの、ローラー台に乗る度に前後輪を脱着しなければならないので、これが地味に面倒くさいんですよね。
あと、油圧ブレーキのバイクだと、上下逆さに置くことはタブーと聞いた記憶がありますので、この置き方はできませんね。
おすすめの保管方法
つづいて、私の経験をもとにしたおすすめの保管方法です。
保管のために使う機材は、同じメーカーのもので比較した方がわかりやすいと思いますので、可能な限りミノウラの製品を使って紹介したいと思います。
1台でスペースがある場合
ロードバイクが1台の場合、スペースがあるのであれば、以下の3つの方法が簡単だと思います。
まず、シートステーとチェーンステーを引っかける方法。
ミノウラの『DS-520』などがこれにあたります。
ミノウラでは、複雑な形状をしたシートステー、チェーンステーに対応したモデルとして、『DS-550-CS』というものもあります。
複雑な形状をしたシートステー、チェーンステーというと、私は真っ先にPINARELLOが思い浮かぶのですが、近年、空力、剛性、振動吸収性、その他諸々のバランスを取るために、各メーカー独自の形状を取り入れている部分ですね。
ふたつめの方法は、前輪または後輪を枠の間に差し込む方法です。
ミノウラであれば、『DS-151』などがこれにあたります。
これなら、車輪を突っ込むだけですので、上の方法よりも簡単かと思います。
足が両側に出っ張っているのが気になりますが、結局ハンドル幅だけのスペースが必要になりますので、大きな問題にはならないかと思います。
上で紹介した2つの方法は、その構造上、少なくとも前後輪のどちらかが床につくことになります。
防水のマットか何かをひいてやれば良いのですが、前後輪とも床につかない方法として、トップチューブを引っかける方法があります。
ミノウラの『DS-1000』などがこれにあたります。
もし、壁に穴を開けても良いのであれば、『バイクハンガー4R』などもありますが、柱が通っているところなど、壁の強度が充分にある場所に取りつける必要があります。
石膏ボード等だけの場所では強度が足りません。『DS-1000』の方が無難かと思います。
他にも、リアのクイックレリーズを挟むタイプや、両側のシートステーを支えるタイプがありますが、上の3つに比べると、少し面倒くさいかな?と思います。
1台を省スペースに保管したい場合
つづいて、ロードバイク1台を省スペースで保管したい場合です。
これまで紹介してきた保管方法は、ロードバイクの全長だけのスペース、1.8m弱なので、畳を縦半分にしたくらいのスペースが必要でしたが、少ない床面積で保管できる方法を紹介します。
ロードバイクは前後に長いわけですから、保管に必要な床面積を減らすには、縦にすれば良いわけです。
そんな保管の仕方ができるのが、ミノウラの『DS-2200』などです。
後輪を枠の間に挟み、前輪をフックに引っかけるタイプです。
この製品の場合、前輪または後輪を枠に差し込むことで、『DS-151』のような使い方もできます。
もう1つの方法なのですが…これは壁に穴を開けられる人限定。
壁にフックを取りつけて、そこに前輪を引っかける方法です。
ミノウラの『バイクハンガーV2』などがそれにあたるのですが、『バイクハンガー4R』同様、柱が通っているところなど、壁の強度が充分にある場所に取りつける必要があります。
石膏ボード等に取りつけただけでは強度が足りません。
ロードバイク1台を、省スペースに保管しようとなると、この2タイプくらいでしょうか…
(次ページへつづく)
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