ふと思い立ったので、私の自転車遍歴でも…(笑)
小学校の低学年までは、ありふれた子供用自転車を乗り継いでいました。
そして、3年生か4年生くらいで買ってもらったのがブリヂストン・ヤングウェイ モンテカルロ5 ステンレス26のような、フロント1速、リヤ5or6速の自転車です。
1990年頃、男の子の間で流行りましたよね。
これが私にとって初めての変速機付き自転車でした。
でも、当時は速度が上がるにつれどんどんと重いギヤに変速してガシガシ踏んで、変速機の恩恵を十分に受けていませんでした…
しかも、これは大学に入ってBiCYCLE CLUBやCYCLE SPORTSを読むようになって、理想のケイデンスが90rpmなんだ!ということを知るまで続きます…(^^;
小学校6年生の頃にはその自転車も小さくなり、従兄からのお下がりで譲り受けたランドナーに乗り始めます。
重いクロモリのフレームに泥除けと、後輪の右横に折り畳み式のカゴが付いたものでした。
変速機は前2速、後ろ6速(だったかな?)のWレバー方式(リンク先(Wikipedia)のダウンチューブシフターってやつです)。
この15年くらいでロードバイクに乗り始めた方はご存じない方が多いと思いますが、以前はダウンチューブに取り付けられたレバーを動かすことで変速を行っていたんです。
また、変速の瞬間にちょっとペダリングの力を抜いてやるといったテクニックも必要でした。
そのため、上りできつくなってきてギヤを軽くしたいときには、片手を離さないといけない上にペダリングの力も一瞬抜いてやってと、まさに2重苦でした。
この辺りの話は「シマノ 世界を制した自転車パーツ」という本を読むと良くわかると思います(^^)
それと同じ頃、父が買ったクロモリのロードバイクを借りてサイクリングに行くようになりました。
ちなみに当時は「ロードバイク」なんて呼び方はなく、「ロードレーサー」と呼んでいました。
自分のロードバイクを初めて(で最後)買ってもらったのが高校入学の時です。
当時珍しいカーボンを使用したGIANTのバイクで、変速機もSTIレバー(3×7速)が付いていました。
カーボンという新素材が自転車に使われだした頃で、確かLOOKとGIANTが初めに商品化したと記憶しています。
ただ、当時は複雑な加工はできず、私が乗っていたバイクもカーボンでできたトップチューブ、シートチューブ、ダウンチューブをアルミ製のラグでつなぎ、ヘッドチューブ、フォーク、シートステー、チェーンステーがアルミというものでした。
今のアルミバイクやクロモリバイクだと、フォークがカーボン、ものによると加えてシートステーがカーボンですから、正反対といってもいいような作りですね。
そのフレームに、アルミ製のセミディープリムホイールを履いていました。
アルミ製のセミディープリムホイールなんて、今では重くて使い物にならないのですが、当時の有名選手が使用して活躍したためにちょっとしたブームになったのだとか…
まぁ、ディープリムホイールで横風を受けたときの対処はある程度この頃身についたのかなぁと思います。
ただこのフレーム、1つ欠点がありまして、カーボン製のチューブとアルミのラグを接着剤で繋いでいるのですが、時間が経つとラグ抜けしてしまうんだそうです…
私の場合、幸いにも次のバイクに乗り換えるまでそのような症状は現れませんでした(^^)
大学2回生の途中までは主に柔道をやっていて、自転車には時々乗るくらいだったのですが、繰り返しのケガで、左足首の靭帯断裂と両膝の靭帯損傷などを患い、(当時家を出て1人暮らしをしていたこともあり)これ以上親に心配をかけられないと思い柔道を引退。
この足首と膝の状態でも真剣に取り組めるスポーツということで、この頃から自転車に力を入れるようになりました。
初めてイベントに出たのもこの頃です。
出場したのは2004年のツール・ド・あいち ヒルクライム神坂峠(愛知県サイクリング協会主催)。
自分では上位20番手くらいに入れるかな~とひそかに思っていたのですが、結果は惨敗。
105名中78位でした。
周りはビンディングペダルを使用しているにも関わらず、自分だけトゥークリップペダル。
この時点でちょっと圧倒されていました(^^;
あ、トゥークリップペダルっていうのは、検索してもらった方が分かりやすいと思いますが、フラットペダルから、つま先から足の甲に沿うプラスチックのV字型の装具が付いていて、それをベルトで締めるペダルです。
フラットペダルに比べると格段に固定力は上がるのですが、ビンディングペダルよりも固定力が弱く、とっさの時に足を抜きにくい(ベルトを緩めにくい)という欠点があります。
最近はベルトの無いハーフトゥークリップペダルなんてものもあるようですね。
その後、ビンディングペダルを導入し、(当時住んでいた)冬の福井でもトレーニングができるようにローラー台を買い、イベントにもちょろちょろ出ながら学生生活を送っていました。
当時付き合っていた妻を自転車の道に誘い込んだのもこの頃ですね。
センチュリーラン福井とか、琵琶湖1周とか、神坂峠、乗鞍などを一緒に走っていました。
あ、ロングライドの福井とか琵琶湖は文字通り一緒に走っていましたが、ヒルクライムの神坂峠、乗鞍は各々のペースで走り、ゴール後に妻のところまで下り、妻のペースに合わせて再度ゴールまで上るといったようなことをしていました。
結局このフレームには社会人1年目まで乗り、貯めたお金でBHのL60LTDを購入しました。

これが初のフルカーボンバイクになります。
購入した翌年から5年間鎌倉に住んでいたため、練習では湘南海岸や三浦半島、ヤビツ峠を走っていました。
三田では起伏が多いため購入意欲がわかなかったのですが、あちらでは湘南海岸など平坦な道が多かったため、三田に帰った後のことをあまり考えずにディープリムホイールを買ってしまいました…
ちなみに軽量ホイールのShimano WH7850 C24を購入したのは関東に異動するタイミングで、予約した直後に異動が決まり、ギリギリの納品だったのを覚えています。
ついでに、妻の2台目のロードバイクORBEA ONIXのフレームが届いたのもギリギリで、引っ越し後、家の中が落ち着いた後に最初にやったのが妻のロードバイクを組むことだったのを覚えています。
関東では、これまで参加していた関西、中部地方のイベントはほとんど参加することがなくなり、代わりにMt.富士や表富士、ツインリンクもてぎ、富士スピードウェイ、袖ヶ浦フォレストレースウェイなどのイベントを走っていました。
それでも、年に1度は浜名湖やスズカエンデューロ、センチュリーラン福井などで三田のメンバーと走っていました。
三田に帰ることが決まったころ、もてぎでのエンデューロと、新東名開通記念のサイクリング大会、袖ヶ浦フォレストレースウェイでのエンデューロと3つのイベントにエントリーしていたのですが、その直前に練習で走っていると違和感が…
ギヤ2、3枚分くらい進まない感覚。
家に帰ってフレームをひっくり返してみると、BB付近にクラックが入っていました…
もてぎまでに急遽自転車を用意しなければならなくなったのですが、ちょうど旧モデルが売りつくされて、新モデルの入荷を待っているという穴場の時期。
また、メインのバイクはじっくり選びたいところです。
そこで、三田に帰った後は自転車通勤をするつもりでしたので、将来自転車通勤に使うためのアルミバイクを探すことにしました。
ANCHORのRCS6に絞って探し回った結果、横浜のお店にジャストサイズの完成車がありました。
こういう時、お店の多い関東に住んでいたという地の利を活かすことができました。
クラックが入ってから新しいバイクを調整してもらって受け取るまでなんと2週間。
驚きの早さでした。

初めて乗った父のロードバイクはクロモリ、初めて買ってもらったロードバイクもカーボン+アルミのバイクでしたから、これが初めてのアルミバイクでした。
ストレートフォークもこのバイクが初めてでしたね。
踏んだ分だけ進む心地よいバイクだなぁという印象です。
やっぱり少し重量は感じますけどね。
購入したRCS6はTIAGRAで組まれていたため、BH L60LTDから外した105に組み換えを行いました。
これで無事にもてぎと新東名、袖ヶ浦の3つのイベントをを走ることができ、三田に帰ってきました。
三田に帰った後、岡山国際サーキットでのエンデューロもANCHOR RCS6で走りました。
踏んだ分だけ進んでくれる反発力を生かして先頭集団に付いていくことができたりと(1周だけでしたが…)、楽しい経験もできました。
その後、楕円ギヤのROTOR Q-Ringsを購入しました。
さて、次はいよいよ現在使用しているメインバイクの選定です。
BASSO ASTRAかOPUS Allegroを考えていたのですが、インプレッション記事などを見ていて一転RIDLEY EXCALIBURに決定!
実家近くのショップにちょうど2日前に入荷したジャストサイズのフレームがあったので、フォークのコラムカットとBBのフェイスカットをお願いし、あとはANCHOR RCS6につけていた105を自分で移植、ANCHOR RCS6には元々付いていたTIAGRAを付け直しました。

その後、仲間たちとしまなみ海道をサイクリングしたり、四国、岡山、福井のイベントや神坂峠、乗鞍などを走っていたのですが、体調を崩ししばらく乗れない期間が…
体調が良くなってきて再び自転車に乗ると今度は腰が…
急に乗ったのが原因ですかね。
もともと患っていた腰ですが、腰椎分離すべり症に悪化していて、現在も週1回リハビリに通っている状況です。
腰の状態が良くなってきて、自転車に再び乗り始めた時は1回に15kmくらいしか走れませんでしたが、今では100km以上の距離も問題なく走れるようになりました。
始めは本当にまったく走れなかったのですが、ケイデンスが低いことに気づき、ローラー台で高ケイデンストレーニングを行った結果、実走でもケイデンスが上がり、急に走れるようになってきました。
寒い季節にLSDで距離を乗りこんだおかげか、ロングライド(ペースはゆっくりですが)に耐えられる身体になったらしく、5月には淡路島一周(152.4km)と琵琶湖一周(136.7km)を完走することができました。
ロングライドは走れるようになってきましたので、今後は、神坂峠、乗鞍といったヒルクライム、グランフォンド(まずは難易度の低いところから…(^^;)などにもチャレンジしたいと思っています。
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