【新刊】『2025サイクルロードレース選手名鑑』

新刊 自転車関連書籍

3/6、八重洲出版より、『2025サイクルロードレース選手名鑑』が発売されました。

UCIワールドチームとUCIプロチームの全35チームと所属選手の情報を完全網羅。
世界最高峰のレースで活躍した経験を持つ別府史之氏による主要23チームの戦力分析も掲載。

概要

日本で唯一となる紙媒体の「サイクルロードレース選手名鑑」の2025年版。

世界最高クラスのロードレースを戦うUCI「ワールドチーム」と「プロチーム」全35チームと所属選手の情報を完全網羅。
顔写真にプロフィールと主な戦績、脚質などを添えて紹介するほか、元プロ選手の別府史之さんが主要23チームの戦力を分析し、各チームの陣容が詳しく分かります。

さらに女性部門のUCI「ワールド ウィメンズチーム」の全15チームの布陣と注目選手を掲載。

世界最高クラスのロードレース観戦には欠かせない内容を詰め込んだロードレースファン必読書です。

ひとこと

私も毎年購入している選手名鑑です。
2022年までは『チクリッシモ』として販売されていましたが、2023年から現在のように『サイクルロードレース選手名鑑』として販売されるようになりました。

サイクルロードレースの選手はとにかく人数が多いです。
野球であれば、先発と勝ちパターンのリリーフ投手と、レギュラーとして出場している野手、代打の切り札あたりを抑えておけば良いですが、サイクルロードレースでは、平地のスプリント勝負に絡んでくる選手、上りに強い選手、個人で走るタイムトライアルに強い選手、ツール・ド・フランスをはじめとしたステージレースで総合争いに絡んでくる選手と、コースによって脚質の異なる選手が活躍します。
これに加えて、成績上位にはなかなか名前が載らないものの、積極的に逃げをうつ選手がいますから、そういった選手の脚質を知る手助けになります。

残念なのは、この選手名鑑に載る日本人選手が少ないこと。
別府史之氏がディスカバリーチャンネルに加入したのが2005年、新城幸也選手がブイグテレコムに加入したのが2009年。
両選手がツール・ド・フランスに初めて出場したのが2009年ですが、現在UCIワールドチームに所属するのは留目夕陽選手のみ。
今年からUCIプロチームに所属する新城幸也選手を加えても2人しかいません。

日本には競輪があることもあって、トラック競技では世界的な大会でも好成績を残している選手が数多くいますので、日本人が自転車競技で活躍できないということはないはず。
コースによって様々な脚質の選手にチャンスがあるサイクルロードレースでは、日本人選手でも十分通用するということを、別府史之氏や新城幸也選手、宮澤崇史氏、土井雪広氏らが証明済み。
宮澤氏はスプリンターでしたし、土井氏はクライマーでした。
日本のロードレースの強化制度が整っていないということもありますが、世界を夢見てチャレンジしに行く若者がもっと出てきて欲しいなと思っています。

アタックしなければチャンスを掴めないというのは、レースでも、自転車選手としても言えることだと思うので。

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