1/20、左右社より、ジョディ・ローゼン『自転車 人類を変えた発明の200年』が発売されました。
自転車が発明されたのは、今から約200年前。
日常の足として、また、スポーツの相棒として世界に普及した自転車は、エコ意識も手伝って、史上空前のブームの真っ只中にあります。
自転車の登場が女性を、そして社会を、どのように変えてきたのかを記した1冊。
概要
いまから200年前に発明され、爆発的に普及した自転車。
このシンプルな乗り物は21世紀を迎え、史上空前のブームの只中にあります。
いつ誰が、どのような工夫を加えて今日の姿になったのか。
その登場が、いかに女性たちを鼓舞し、社会を変えてきたのか。
200年前から、コロナ禍の自転車によるデモ行進まで、
自転車を愛するジャーナリストが描き出す、自転車の文化誌の決定版。
国王から子どもたちまで、自転車は今日も地表を駆けてゆく!
ひとこと
何をもって「自転車」と定義するかによっても変わりますが、現在「自転車」の起源とされているのが、1817年にドイツ人のカール・フォン・ドライス男爵が発明した『ドライジーネ』だとされています。
この『ドライジーネ』には、ペダルやクランクなどの駆動装置はなく、『ストライダー』をはじめとする子供用のキックバイクのような形をしていたそうです。
そう聞いて侮るなかれ。子供がキックバイクに乗っているのを見たことがある方はよくわかると思いますが、結構スピードが出ます。
『ドライジーネ』も、37kmを2時間30分で走ったという記録が残っているそうです。
時速にして約15km/h。当時の路面、ベアリング、タイヤの素材などを考えると、かなりの速度だったことが想像できます。
今回発売されたこの本は、どうやら社会的観点から自転車を描いた様子。
ちょうど2年前に『自転車と女たちの世紀──革命は車輪に乗って』という本がPヴァインから出版されていますが、そちらとの関係も気になるところです。
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