【機材】BBBがサスペンションステムを発売

メンテナンス 機材

オランダのサイクルパーツブランドBBBより、サスペンション機能付きのステム『ACTIONSTEM SUSPENSION | BHS-52』が発売されました。

商品概要

ステムのコラム側に設けられた軸が垂直方向に可動し、ハンドルのクランプ位置が上下に最大20mm動きます。
これにより、路面からの突き上げなどの振動を逃がすことができます。

サスペンションの固さは、付属する3種類のエストラマーを付け替えることで変更することができます。

また、ステムの角度は0度~3.5度の範囲で調整可能です。BBBがお得意としている機能ですね。

ガーミン&アクションカメラマウントの『BHS-91 Stemfix』、アクションカメラマウントの『BHS-92 GoFix』を取り付けることもできます。

仕様

ハンドルクランプ径:Φ31.8mm

コラム径:1-1/8″

サイズ:80mm、90mm、100mm

カラー:ブラック

価格

19,250円(税込)

ひとこと

今から25~30年くらい前でしょうか、フレームの素材がクロモリからアルミが主流になった頃、フレームが固すぎるということで、サスペンションを導入したメーカがいくつかありました。
しかし、MTBのような方式ではペダリングパワーが逃げるため、フォークの先端にサスペンションを搭載した商品などがあったのを覚えています(さとしさんがブログに残してくださってました!その頃の雑誌を残していた私もすごいと思いますが…^^;)。

その後、フレームの素材が振動吸収性に優れたカーボンが主流となったことで、ロードバイクにサスペンションを搭載することはほとんどなくなりましたが、SPECIALIZEDがフォークやシートステーの真ん中あたりに振動吸収素材「ZERTZ」を入れたフレームを販売していましたっけ。
それも、カーボンの加工技術が発達し、形状や積層の自由度が上がったことで見かけなくなりました。

しかし、近年技術の進化で軽くて高剛性のカーボンが使用されるようになったことで、ふたたび快適性に目が向けられるようになりました。
最近のトレンドでは、太めのタイヤを履かせて空気圧を下げることで振動吸収性を高めていますが、TREKの『Madone』の「IsoFrow」、『Domane』の「IsoSpeed」のように、トップチューブとシートチューブ、シートステーの接合部分に衝撃を吸収するための構造を持たせているフレームもあります。
「IsoFrow」や「IsoSpeed」のように明示していなくても、シートステーなどで快適性を担保しているフレームはたくさんありますね。

この『ACTIONSTEM SUSPENSION | BHS-52』、ハンドルが上下するというのは怖いような気もしますが、路面からダイレクトに突き上げられるのに比べると、ハンドルの位置は一定に保たれるのかな?と思います。
ロードバイクにどこまで快適性を求めるかですが、グラベルバイクやMTBなどでは有効なシステムなのかなと思います。

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