【DIY】キッチンの水栓を交換しました

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キッチンの水栓を交換しました。

交換の経緯

私は今実家で生活しているのですが、この家が建てられたのが平成元年の今頃。
なので、36年くらい前になるでしょうか。

その間、洗面台は1度交換したのですが、キッチンの水栓は交換したことがありませんでした。
蛇口の部分がプラスチックになっていて、そこに蛇口直結式の浄水器を付けていたのですが、浄水器の重みででしょうか、劣化してきたプラスチックの蛇口部分に亀裂が入り、そこから水が漏れるようになってしまいました。

そこで、水栓を交換することに。
私は電気工事士の資格は持っていますが、水道に関しては経験なし。学生の時に1度シャワーヘッドを交換したことがある程度でしょうか…
他の人に言わせると、目に見えない電気の方が難しいらしいですが、私から見れば、目に見えている水漏れを止められない水道工事の方が難しいです。
電気は、回路さえ正しく書けば、あとはその通りに配線するだけですから。

新しい水栓に求めること

新しい水栓に求めた機能としては、まず浄水器を付けられること。
私が住んでいる市は海にへばりついているような形をしているので、河口に近いところで取水しており、水があまりきれいではありません。
そのため浄水器を取りつけたいのですが、フィルタを3個セットで買ったばかりなので、今の浄水器を活かしたいというのが1つめの条件。

2つめは、父が家庭菜園をしているため、我が家で食べる野菜の多くは土つき。
鮮度が保てて良いのですが、必然的にシンクの中に土が落ちることになります。
なので、ノズルが伸びるシャワーがあると便利だなと。

しかし、この2つを満たす水栓ってなかなかないんですよね。
ノズルが伸びるタイプだと、浄水器を付けると(付けばですが)重みで垂れ下がってしまいます。
浄水器を固定できるようにすると、ノズルが伸びない…
いろいろ調べたのですが、国内メーカーの水栓だと、この2つを満たすものはなさそうでした。

インターネットで調べていると、ようやく両方を満たしそうな製品を見つけました。

固定式の蛇口と、シャワーヘッドに分岐させたような作りですね。
これなら、浄水器も取りつけられますし、シャワーでシンク内を洗い流すこともできます。
ただ、海外製ということで、現在の水栓を取り外したところに取りつけられるかが心配…
でも、規格というのは素晴らしいもので、海外製の製品でも付いてしまうんですよね。
36年前の製品と同じ規格で作られているということに、少し感動してしまいました。

水栓の交換

商品の説明では、取り付けは素人にもできて、30分で取り付けられると書かれていましたが…
はい。2時間かかりました。
そのうち30分近くは以前の水栓の取り外しにかかった時間ですが、取り付けに1時間半かかった計算。
また、それなりの工具も必要です。
特に、シンクに水栓を固定するところ。かなり大きめのレンチが必要です。
私がウォーターポンププライヤを持っていたので、問題なく取り付けられましたが、普通の家庭にはないサイズのレンチが必要じゃないかな?

時間がかかった理由ですが、まず、説明書が悪い。
説明書の通りの順番で組み立てていくと、ナットの中をホースが通らなかったりと、何度も1度組み立てたところを解体して…ということを繰り返すハメに。
ご自分で取り付けをされる場合は、まずは、机の上で仮組みをすることをおすすめします。

そして、最後にホースを水道管に接続するというところまでこぎ着けたところで…

繋がらない!

お湯の方はネジのピッチが違っていて、水の方はそもそも径が違います。
ここまで来て…と、目の前が真っ白に。
父にバトンタッチすると、間もなく水道管側に取り付けられていたアダプターを外せば取り付けられることが分かりました。
何か1つ管が挟まっているなとは思っていたのですが、そんなものなのかなと思っていました。
規格に合っていなかったのは、以前の水栓の方だったんですね。

何だかんだと試行錯誤しながらも、なんとか取り付け完了。
終わったときには汗をかいていました。

でも、もう1度取り付けろと言われれば、確かに30分で取り付けられそうです。

浄水器の取り付け

水栓の取り付けが終わったので、今度は浄水器の取り付けです。

我が家で使用しているのは、三菱ケミカルのクリンスイ『MD101』という製品。

これまで使用していた水栓は、蛇口の外側にネジが切ってあったため、雌ネジのアダプタを使用していました。
しかし、今回取り付けた水栓は、蛇口の内側にネジが切られていますので、アダプタを交換する必要があります。

クリンスイのサイトを見ると、雄ネジタイプのアダプタは、口径がM24のものとW23のもののみです。
蛇口の外径が24mmあり、テーパーネジ(円錐形になっているネジ)なので、これらのアダプタは使えそうにありません。

サードパーティ製のアダプタを探さないといけないかな?と思ったのですが、「Dタイプ」という、最後の手段みたいなアダプタを発見。蛇口部分が1cm直線であれば取り付けられるとのことなので、さっそく取り寄せました。
1つなら、部品代、送料無料で送ってくれるという、なんともありがたいサービス。

部品が届いてさっそく取り付けようとしたのですが、アダプタの内径と蛇口の外径が同じ…
蛇口の内径が小さかったので、問題なく付けられるだろうと思い込んでいてチェックしていなかったのですが、蛇口の外径が13mm以上24mm未満である必要があったようです。
今回の場合、本当にギリギリ、なんとか取り付けることができました。本当に誤差の範囲で取り付けられない場合もありそうなくらいギリギリ。
蛇口部分の高さが10mm以上必要とのことでしたが、取り付けてみた感じ、8mmくらいあれば付きそうでした。
なお、蛇口部分に取り付けられていたネットは取り外してから装着しました。

ネジを締めなくても水が漏れないくらいキツキツでしたが、使っているうちに緩んでくるのが目に見えていましたから、ちゃんとネジで固定しておきました。
少々不格好ですが、見えにくい部分なので、それほど気になりません。

浄水器はなんとかなるだろうと、甘く見ていたのですが、本当になんとかなったといった感じ。
まぁ、取り付けられたので良しとしましょう。

懸念点

機能を優先して、国内メーカーではない製品をネットで取り寄せ、DIYで取り付けたわけですが、懸念されるのは耐久性です。

日本は軟水ですが、ヨーロッパや中国は硬水。北米は地域によって軟水だったり硬水だったりするようです。
硬水を前提に作られた製品だと、腐食が怖いですね。

また、今のところ水漏れはありませんが、部品の精度によっては今後緩みが生じてくる可能性もあります。

使っていて気になることは、音が大きい点でしょうか。
水を出すときに、ゴーと、音が響いてきます。
水道管の径や長さなどが影響しているのかな?とは思いますが、基本的に夜中に使用することはないので、眠りを妨げられるようなことはないかと。

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