先日こちらのブログでも紹介した、シマノの新型SPDクリート『CL-MT001』をさっそく試してみました。
まず、旧型のクリート(左)と新型クリート(右)を並べてみましたが、形状の大きな違いはないようです。
つま先側が大きく面取りされていることと、踵側に中心線(?)が付けられているのがパッと見たときに異なる点でしょうか。

横から見てみると、つま先側(上)の形状の違いがよくわかります。
また、厚みが薄くなっているのもわかりますね。

実際に厚みを測ってみると、旧型が6.9mm。
少し摩耗していることを考えると、もとは7.0mm程度だったのでしょうか。

それに対し、新型のクリートは6.5mm。
わずか0.5mmの違いですが、シューズに取りつけて歩いてみると、大きな違いがありました。

旧型のクリートをシューズに取り付けた様子です。
ソールよりも引っ込んだ位置にクリートが取り付けられているように見えますが、これに体重がかかり、細かい凹凸があるアスファルトなどの上を歩くとカリカリと音がします。

それに対して、新型のクリートを取り付けた様子がこちら。
旧型と比べて、さらに奥に引っ込んでいるのがわかります。
アスファルトなどの上を歩いてみると、すこしカリカリいうものの、旧型に比べると明らかに音が小さくなりました。

次に、キャッチについてですが、新型クリートで大きく変わったのが、マルチ方向からのエントリーが可能になったということ。
従来はクリートの前を引っかけてから踵側を踏み込むことでペダルをキャッチしていましたが、新型では上から踏んだり、踵側を引っかけてからつま先側を踏み込んでキャッチすることが可能になっています。
つま先側を引っかけてからキャッチする感覚は、従来のクリートと変わりなかったです。
踵側を引っかけてからキャッチするのは、不慣れな動作だったので難しかったのですが、問題なくキャッチすることができました。
また、真上から踏み込んでキャッチしたときは、一瞬つま先側が先に入って、そのあとに踵側が入る感覚がありました。
メインバイクで使用しているSPEEDPLAYは、真上からバチンとハマるので、ちょっと感覚が違ったかな。
せっかくのマルチエントリー機能ですが、私は慣れている従来のはめ方(つま先を引っかけてから)になるのかな?と思っています。
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