【プロレース】木下選手、池田選手、内野選手がスイス籍のチーム「NEXETIS」に加入

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2/1、NIPPOが、木下友梨菜選手、池田瑞紀選手、内野艶和選手、垣田真穂選手の4名をヨーロッパのUCIコンチネンタルチームに派遣することを発表していましたが、すでにイタリア籍のUCIコンチネンタルチーム「BePink-Bongioanni」への加入が発表されていた垣田選手に加え、木下選手、池田選手、内野選手の3名がスイス籍のUCIコンチネンタルチーム「NEXETIS(ネクセティス)」に加入することが発表されました。

NIPPOによる育成プロジェクト

今回の女子選手4名の派遣は、NIPPOが今シーズン、UCIワールドチームの「アンテルマルシェ・ワンティ」と、その育成チームであるUCIコンチネンタルチームの「ワンティ・NIPPO・リユーズ」のスポンサーとしてチームをサポートするプロジェクトの一環として、トラック競技のレベルアップを掲げるHPCJC(High Performance Center of Japan Cycling)と連携を図りながら、選手強化を行う目的で行われます。
また、具体的な目標として、2028年のロサンゼルスオリンピックが挙げられています。

池田瑞紀選手、内野艶和選手、垣田真穂選手の3名は、すでにトラック競技の世界レベルの大会で成績を残している選手です。
また、木下友梨菜選手、垣田真穂選手は、昨年の世界選手権女子ロードレースに出場しています。

「NEXETIS」の概要

今回3名が加入するUCIコンチネンタルチーム「NEXETIS」は、2024年11月に設立されたばかりのスイス籍のチームです。
スイス自転車競技連盟主導で、スイスの若手女子ロード選手を育成する目的で設立されたチームです。
現時点で、所属選手は、日本を含む3ヶ国出身の12名となっています。
UCIが定めた女子チームのカテゴリは、上からUCI女子ワールドチーム、UCI女子プロチーム、UCI女子コンチネンタルチームなので、3番目のカテゴリに属します。

バイクは「Thömus」、ホイールは「DTスイス」、ウェアは「アソス」と、スイスのメーカがサプライヤに名を連ねています。
また、NIPPOもチームパートナーにつくとのことです。

「NEXETIS」派遣の背景

今回3選手がスイス籍のUCIコンチネンタルチーム「NEXETIS」に派遣されることになったのには、現在日本トラックナショナルチームの中長距離ヘッドコーチで、長年スイスのトラックチームのコーチを務めていたダニエル・ギジガー氏が橋渡し役になったとのことです。

ひとこと

垣田真穂選手の「BePink-Bongioanni」加入が発表されたのが1月末。
垣田選手の加入でチームのロースターが埋まったとのことでしたから、最後の1枠に滑り込んだ形でした。

その後、木下友梨菜選手、池田瑞紀選手、内野艶和選手の所属先がなかなか発表されないので、所属先のチーム探しが難航しているのではないかと気を揉んでいたのですが、今回3名の所属先が一気に発表されて一安心しました。
3選手のXを見ていると、悲観的な様子がなかったので、それほど心配していたわけではありませんが…

これまで、男子を含めて日本人がヨーロッパのロードチームに加入するとなると、1人で渡欧し、言葉や文化の違いにエネルギーを割きながらレースを転戦するケースがほとんどでしたが、今回3選手が同じチームに所属するということで、よりレースに集中できる環境が整ったのではないかと思います。

垣田真穂選手を含め、4名とも自転車競技で世界レベルの選手です。
世界のレースで走れるのは当たり前。てっぺんを狙ってやるくらいの気持ちで頑張って欲しいなと思います。

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