【新刊】細川博昭『インコ・オウムの心を知る本:愛鳥の気持ちに寄り添った、よりよい暮らしのために』

新刊 動物関連書籍

近年、コンパニオンバードに関する本ならこの人!と言っても過言ではないほど、次々に幅広い知識をもとにした書籍を刊行している細川博昭さんの最新作『インコ・オウムの心を知る本:愛鳥の気持ちに寄り添った、よりよい暮らしのために』が発売されました。
これからインコ、オウムを飼う方も、現在飼っておられる方も、鳥さんの気持ちを知るための参考になるかも知れません。

11/19、緑書房より、細川博昭『インコ・オウムの心を知る本:愛鳥の気持ちに寄り添った、よりよい暮らしのために』が刊行されました。

概要

鳥には鳥の心がある!
インコ・オウムがもつ豊かな心理と個性がわかれば、愛鳥も人も、もっとハッピーに!!

鳥類の心と体の基礎知識を紹介し、インコ・オウムの心の成長、人との暮らしの中でみられる意識・感情・個性などをやさしく解説。飼育上の問題についても、インコ・オウムの気持ちに寄り添った実践的な対処法を紹介。

【本書の特長】
●鳥類の体と知能の基礎知識をやさしく解説。高い知能と豊かな感情を持つ鳥類のコミュニケーションや感情表現についても紹介。
●ストレスの少ない環境を提供するために飼い主が知っておきたい情報を掲載。
●「ケージに戻りたがらない」「食欲が落ちた」といった飼育する上での問題についても、インコ・オウムの気持ちに寄り添った実践的な対処法を紹介。

【目次】
第1章 知っておきたい鳥の心
恐竜が鳥になって得たもの、失ったもの
鳥には鳥の心がある
鳥が世界を知る方法
発達した脳
進化の鍵はクチバシ?
翼はなんのために?
「声」をつくれる体
飼い鳥は野生よりも感情表現が豊か
インコは心を隠せない
個性豊かなインコとオウム
感情が見える場所、感情の現われかた
インコとオウムの名称と分布

第2章 成長とともに変化する心
鳥の成長は速い
生まれもっての気質と個性 
大人に向かって変化する心 
暮らしの中で好きと嫌いができあがっていく 
食事へのこだわり 
まず学ぶのは家庭でのルール
育てかたをまちがえる 
家庭で暮らす成鳥にとっての人間 
好きなのは人間? それとも飼い主?
好奇心は大事な資質 
[コラム]自分と似ている相手を好きになる? 

第3章 暮らしの中のインコ・オウムの気持ち
インコやオウムが満足する暮らし 
人間に望む距離
インコやオウムにとって恐いもの、いやなもの 
ストレスになるもの、なる相手
分離不安が見られるのは成鳥 
人間と暮らすインコが怒るとき 
[コラム]インコもする八つ当たり
期待すること、期待が裏切られたとき 
嫉妬と比較する心 
うれしさの表明、満足の表明
眠くなったインコやオウム 
気持ちのたかぶりが声に出る 
悲しみは感じる?
叱られることをわざとする 
話、声を聞きたい心理 
[コラム]人間の言葉を話す理由 

第4章 インコ・オウムの意識 
遊びは本能、遊びたい気持ちの発露  
人間は遊び仲間? それとも「おもちゃ」?
「仲間がほしい」は切なる願い
だれでもいいからいてほしい
インコやオウムは人間を見わける 
インコやオウムは人間の感情を知る 
家の中の居心地のよい場所       
肩や頭に乗ってくる理由
パニックになるのも自然な反応 
かじりたくなる心理
「油断」が事故を招く
病気のとき、歳をとったとき 
ケージに戻りたがらない
ケージから出たがらない
放鳥は楽しみ
風切羽は切らないで
[コラム]飼い主がインコに求めること

第5章 インコ・オウムの心の特質
人間のやることに興味津々
本当に大切な相手以外はどうでもいい  
特定の「もの」に愛着をもつことも 
体調は隠しません
未来のことは考えない 
心の病気になることもある
発情時、自分がコントロールできないことも 
後悔はしない 
人間の要求を知って、それを無視する鳥も 
放っておいてほしいときもある
食欲が落ちたときは群れの心理を利用

ひと言

インコを含む鳥類の飼育から、科学的な解説まで、幅広い知識とわかりやすい文章で綴った著書を数多く発表されている細川博昭さんの最新作です。

今回の作品では、インコやオウムの気持ちと、その対処法を紹介。

「家庭で暮らす成鳥にとっての人間」とか「人間に望む距離」、「ストレスになるもの、なる相手」などなど、興味深い見出しがならんでいます。

インコやオウムを現在飼っている方も、これから飼う方も、非常に参考になる本に仕上がっているのではないかな?と想像しています。

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